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愛すべきおじさん

私のおじさんは、林田学といいます。
とてもユニークな人で、いつも明るくて周りを笑いの渦に巻き込みます。
田舎に住んでいたのですが、東京にいる孫の遊び相手になるために、60才の時に上京しました。
田舎では、名士でしたので、たくさんの役をしていました。
それが、突然、孫の為にとすべてを投げ打って上京したのです。
おじ夫婦は、孫の住む公団住宅の狭いアパートの一室を借り生活をはじめました。
小学生の男の子の遊び相手だけではなく、その地域のリーダーのようになって、まとめてあちこちの山に登ったりしはじめました。
ボーイスカウトのリーダーを養成したりしていた経験が役に立ったのでしょう。
面白くて元気なおじさんは、ここでもあっというまに人気者になっていきました。
近所の知恵袋的な存在になって、老人会からスポーツ大会までたくさんのめんどうをみていました。
孫が中学生になり、遊び相手にならなくなってきたら、今度は、また、田舎に帰ると言い出しました。
その時は、近所の少年倶楽部のママさんたちが、頼むからうちの子たちの面倒をみてくれと泣いて頼んできました。
おじさんも、さすがに嬉しかったのでしょう、今度は、よその孫の為に、田舎に帰ることを諦めました。

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